快適性を追求した独自のファブリック仕様 1948年に発売されたシェルアームチェア。 チャールズ&レイ・イームズによってデザインされたそのチェアは、座面から背もたれ、肘掛けまでを一体成形のプラスチックで作ることにより生産性と快適性を高いレベルで両立した、革新的なアイデアで世界中に普及しました。 数多くのバリエーションがある中でRARは、ユラユラと揺れながらリラックスできるロッキングチェア(揺り椅子)のタイプです。 そんなRARに、クッションと布地を全面に施してさらに快適性をアップしたファブリック仕様をご用意しました。 ハーマンミラー社のバリエーションにも無い、当店独自のリプロダクトです。 ロッキングチェアの利点 通常のダイニングチェアでは体重はお尻に集中しますが、ロッキングチェアでは後ろに傾けることで、荷重がお尻から背面にまで分散するため長時間くつろぐことができます。 また前後の揺れには揺りかごのようなリラクゼーション効果があると言われていますが、実際に使ってみると脚の血流が滞るのを防ぐ効果もあるように感じました。 重心を前に傾けることでスムーズに立ち上がれるというのも、使ってみてわかった利点です。 ソファのように場所も取らず、軽くて動かしやすいのでコンパクトなくつろぎ空間を作りたいなら、ロッキングチェアはぴったりです。 体を包み込む、立体的な曲線とクッション 人体にフィットする、有機的で流れるような曲面形状を丁寧に再現しました。 プラスチック製のシェルは十分な強度と適度な柔軟性があり、木製のチェアでは得られない快適性があります。 さらにその内側、人の体が触れるところ全てにウレタンクッションをたっぷりと詰め込みました。 座面、背もたれ、肘掛けに至るまで、心地よいファブリックの感触と相まって包み込まれる安心感が感じられます。 そしてイームズチェアと言えばこの「エッフェルベース」。 クロムメッキスチール製のロッドワイヤーでできた脚部は、トラス構造により細いのにとても頑丈。 繊細なシルエットを損なわないよう丁寧な溶接処理が施されています。 ゆるやかなカーブを描く木製部分は、北欧家具でもよく使われる堅牢なビーチ(ブナ)材。 ファブリックとのバランスを考え、落ち着いたダークブラウンに塗装しました。これも当店だけの独自仕様です。 色だけでなく、糸や織り方も異なる5種類のカラーバリエーション ブラック(黒)はフラットな質感の平織。クセがなく何にでも合わせやすい色です。 ブラウン(茶色)は温かみのある色と質感。わずかに毛羽立ちのある生地です。 ブラウンチェックは遠目にはブラウンですが、近くでは青の織り柄が見えるざっくりとした感触の生地です。 少し粗めな生地感のオレンジは、近くで見ると複数の色の糸で織られており鮮やかすぎず自然な色合いです。 グリーン(緑)はナチュラルな雰囲気を感じさせる、オリーブ寄りの色味です。ウッディなお部屋にもよく合います。 |